シシウド(猪独活)(セリ科)
シシウド
花のアップ

・山地や高原に生息する大形の多年草。
・植物の大きさなど
 普通は1mほどだが大きなものになると2m近くになる。
 春に芽を出して夏までにこれだけ大きく成長するものも珍しい。
 茎:太く、中空で、上部で分枝する。茎や葉には細かい毛がある。
・花の時期と色:8〜11月 白色
・花のつくりの特徴
 枝先に白い花を密に咲かせる。
 ダイナミックな花は、小さな花が何万と集まってできたもので、これを散形花序という。
 散形花序は大型で直径20cmくらい。
 枝は多数、小柄は30〜40個あって、枝とともに細毛をもつ。
 打ち上げ花火のような形は、花が終わったあともそのままで、種子をびっしりとつける。
 やがて種子が落下しても同じ形で初冬の頃まで立ちつくし、樹氷の花を咲かせる。
 花は直径4mmで、5個の花弁は内側に巻いている。
・葉の特徴
 葉は大形(長さ40〜70cm)の2〜3回羽状複葉、小葉は長楕円形で長さ5〜15cm、
 鋸歯がある。
 葉柄の基部は袋状にふくらんで茎を抱いている。
 茎の上部の葉は葉身が退化して、袋状になった葉柄が花序のつぼみを包んでいる。
・種の形態:果実は広楕円形で長さ6〜10mm。両側は広く薄い翼となる。



Photo by Ansho ★無断転写を禁じます。
※写真は営利を目的とした使用は固く禁じています。
また、参考資料として利用される場合は、ご一報ください。
ibuki@ds-j.com
Copyright(C) Since 2003, Ansho Tsutsui. All rights reserved.