キセワタ(着せ綿)(シソ科)
キセワタ
花のアップ

・別   名
・生育特徴 林山地や丘陵地の草原に生える多年草。
・茎および高さ 茎は方形で直立し、高さ60〜100cm、硬くて下向きの組毛がある。
・葉の特徴 葉は洋紙質で長さ1〜3cmの柄があり、卵円形で長さ5〜9cm、幅3〜7cm。縁に大きく深く鋭い鋸歯がある。
・花のつくり 茎の上部の葉のわきに紅紫色の花が数個ずつ輪生する。花はメジハギより大きな唇形で長さは2.5〜3cm、がくの裂片は長く、先が鋭くとがる。花の外面には白毛が密生する。
・花  期 8〜9月
・分  布 温帯:北海道・本州・四国・九州・朝鮮・満州・中国。
・名のいわれ 花冠の表面に白毛が密生している様が、菊の花に綿を被せる宮中の「着せ綿」の儀式の菊に花に似ているため。
・その他 絶滅危惧2類
・参考文献 ・原色日本植物図鑑草本編 1984年 北村四郎 村田源 堀 勝共著(保育社)
・夏の山野草と樹木550種 1987年 林弥栄(総監修)(講談社)
・レッドデータプランツ 2003年 矢原徹一(監修)(山と渓谷社)


8/28 Photo by Ansho ★無断転写を禁じます。
※写真は営利を目的とした使用は固く禁じています。
また、参考資料として利用される場合は、ご一報ください。
ibuki@ds-j.com
Copyright(C) Since 2003, Ansho Tsutsui. All rights reserved.