濁水流出の原因<モグラの穴>
ヒガンバナ移植で防ごう
京都新聞(朝刊) 平成14年12月16日掲載記事より
秦荘町で住民団体
1000株、水田のあぜに

 ヒガンバナを田んぼのあぜに植えて濁水流出を防ごうと、市民団体「宇曽川水系を見守る会」(澤田弘行世話人)が12月15日、秦荘町斧磨(よきとぎ)の水田で移植作業に取り組んだ。

水田から出る濁水は、宇曽川を通って琵琶湖に流れ込み、湖水の富栄養化の一因となっている。同会によると、あざの土の中にモグラが開けた穴が原因となって、代かきや田植えの歳に濁水が流れ出ることが多いという。
 そこで「球根に毒素のあるヒガンバナを植えれば、モグラはあぜに近づかなくなるのではないか」と考え、会員の自営業西澤一弘さん=同町斧磨=の水田約1.000平方米のあぜに移植することにした。
 この日は会員8人が集まり、スコップであぜに溝を掘って、同町香之庄の林で採取した約千株のヒガンバナを約2時間かけて植えた。メンバーは「来年秋には、モグラの穴が減ったことを実感できるはず」と期待している。