雨壺山でキノコの観察会

★観察期日:2004.10.17(日)
★観察場所:雨壺山(彦根市)
★参加者:41名(おとな20名、こども21名)
★キノコ講師:佐々木久雄氏
★参加会員(8名)
西澤、出雲、渡邊輝世、伊藤、田中縁、長束、大橋、筒井
★レポート:筒井杏正
★撮影:長束、西澤、筒井

★観察したキノコ(23種+不明2種)

<食べられるキノコ=8種 ※ただし、生食は全て危険>
1.オオイチョウダケ(食)、2.ハタケシメジ(食=美味)、3.オニイグチモドキ(食)、4.ヤマドリタケモドキ(食)、5.カワムラフウセンタケ(食)、6.ハツタケ(食)、7.セイタカイグチ(食)、8.ホコリタケ(食)

<毒のあるキノコ=7種>
1.ドクツルタケ(猛毒=6〜10時間後発症し死ぬ)、2.テングタケ(20分後精神錯乱状態を起こす)、3.カラカサタケ(毒)、4.ガンタケ(毒)、5.ナラタケ(生食は毒)、6.ドクベニタケ(30分〜3時間後、腹痛・下痢・嘔吐)、7.ヒトヨタケ(酒を飲む前後に食べると中毒する)

<食べるのに不適または不明のキノコ=8種>
1.ツチグリの仲間、2.ハナオチバタケ、3.チャヒラタケ、4.キチチタケ、5.ヒイロタケ、6.ウラギンタケ、7.カワラタケ、8.ウチワタケ、9.ツヤウチワタケ

キノコ観察会に集合

 紺碧の空に浮かぶ小さな雲は遥か遠くと感じさせる秋晴れの下。彦根市の中地区公民館、子供チャレンジクラブも加わり総勢41名の参加者で賑わいました。そして、今日のキノコの講師は佐々木久雄さん。スタートする前に次のような「キノコの概要」について話されました。

・日本のキノコは5〜6,000種類ある。うち名前が付いているのは1,500〜2,000種。
・知られている毒キノコは20〜30種類で、一本食べただけで死んでしまう猛毒キノコが4〜5種類ある。
・食べられるか、毒かの簡単な見分け方はない。見た目はおいしいキノコにそっくりだが、実は毒、というキノコが多い。
・キノコ中毒の症状はさまざまで、潜伏期が長く、中には症状が出るまでに数日かかるものやお酒と一緒になると中毒を引き 起こす種類もある。
 熱心に佐々木講師の話を聞きメモを取る子どもたち。
佐々木講師のお話を興味深く聞く子どもたち。
キノコの構造について解説する佐々木氏
キノコの佐々木講師
←キノコの構造について解説する佐々木氏

 山に入ると、さっそくあちこちの木の下や葉っぱの陰からキノコが顔?(傘)を見せています。
キノコさがし
 お母さんの指さす方向にも、大きなキノコ。
 かなり急な斜面だが、もう少しで手が届きそう。
急斜面でゲット
かっこいいキノコをゲット
かっこいいキノコをゲット。
僕も見つけた。
僕も見つけた。
林の中から皆んなそろって、それぞれにキノコをゲット!
私もゲット!
私もゲット!
ここにもある。
ここにもある。
これキノコ?、へんな形。
これキノコ?、へんな形。
この枯木にたくさんついている。
この枯木にたくさんついている。
私もこんなにたくさん
私もこんなにたくさん
私もこんなにたくさん
私も袋いっぱいだよ。
皆が見つけたキノコを持ちよって
雨壺山の木々の下で、皆が見つけたキノコを持ちよって
これから、そのキノコの名前や特徴などを調べます(同定)。
皆が見つけたキノコを持ちよって
かなりのキノコが採取できました。
そして大きな白い紙の上に並べると、よく似たキノコもあります。
形も色も大きさもいろいろ
形も色も大きさもいろいろ
よく集まりました。

 よく集まったものです。かなり種類もあるようですね。さぁ、これから同定を始めましょう。

これは、びっくり!
これは、びっくり!

 佐々木講師もびっくり、大きなキノコです。これはカラカサタケといいます。

こんな大きなキノコ
こんな大きなキノコ
カラカサタケの若い時は、ちゃんと火を通して食べられますが、これほど大きくなると、カスカスであまり美味しくありません。この種は、とても大きくなり時にはこのように30cm以上になることもあります。でも、びっくりですね。
大久保穂花(ほのか)ちゃん
一番大きいカラカサタケをゲットした
大久保穂花(ほのか)ちゃん(彦根市立旭の森小学校1年生)
 これはガンタケといいます。
肉に傷をつけると、次第に赤褐色に変わっていきます。
 食べられますが、生で食べるのは危険です。そして、このキノコは、もう古いため食べない方がいいですよ。
これはガンタケ
これはガンタケ
 このキノコは、以前この山にも沢山見られましたが、最近とても少なくなりました。今年見つかったのは2本ほど。
 実は、ハタケシメジは香りと言いシャキシャキとした歯ざわりといい、とても美味でマツタケ以上といえるかも知れません。
ドクツルタケ(猛毒)
3年前のデジカメ、ハタケシメジ
 このドクツルタケは、猛毒のキノコの一つとして皆さんはぜひ、知っておいてください。このような町中の雑木林や竹やぶの中など普通に見られます。

 このキノコを誤って食べると、6〜10時間後に精神錯乱状態となって、死んでしまいます。医者にかかってもほぼ助からないといわれ、欧米でも「死の天使」という異名をもつ、恐ろしい毒きのこです。
ドクツルタケ(猛毒)
ドクツルタケ(猛毒)
どんぐりを少し勉強

 この季節、雨壺山にはキノコの他に、ドングリがたくさん落ちています。キノコの同定会が終わった後、渡邊会員は、このドングリが地面に落ちた後、どのようにして根をはり、芽を出していくか解説をしました。
 今、ドングリが芽を出していると思っていたのが、実はこれは根が出ていると聞いて、皆さんも感心。ちょっと勉強になりましたね。

ドクツルタケ(猛毒)
渡邊会員によるドングリの勉強

この日の子どもたちの素顔
 撮影できなかった子どもたち、ごめんなさいね。これは、デジタルカメラで撮った写真ですから欲しい方は、メールならもう少し大きい写真を添付送信できます。ご希望の方はHP局:筒井杏正まで
子どもたちの素顔01
素顔01
子どもたちの素顔02
素顔02
子どもたちの素顔03
素顔03
子どもたちの素顔04
素顔04
子どもたちの素顔05
素顔05
子どもたちの素顔06
素顔06
子どもたちの素顔07
素顔07
子どもたちの素顔08
素顔08
子どもたちの素顔09
素顔09
子どもたちの素顔10
素顔10
子どもたちの素顔11
素顔11
子どもたちの素顔12
素顔12(智ちゃん)
子どもたちの素顔13
素顔13
子どもたちの素顔14
素顔14
子どもたちの素顔15
素顔15
子どもたちの素顔16
素顔16
「子どもたちへの贈物」
子どもたちへの贈物

子どもたちに自然を大切にすることを
教えるのは親や大人たちの役目です。
 親たちが自然への関心を抱いている姿を見せること、
 それは、なんの変哲もない石ころや植物を観察し
 未知の生命の営みを見つけるには
 どうすればいいのかを示します。
そうしたならば
私たちは地球という小さな惑星を守る担い手となって
かけがいのない宝物を子どもたちへ
 そのまた子どもたちへと手渡していくことができるでしょう。
Wrote:筒井杏正


これはガンタケ
2004.10.17 雨坪山でのキノコ観察会 記念写真