滋賀県側から伊吹山に登るとなると登山道となり、山頂を目指すのが定番。初めてとなればともかく、何度も登られているなら、そのうち一度は、じくりと1合目から3合目に至る林道を歩いてみても面白い。
 この時期は、山頂より1ヶ月半は早い春を彩るスプリングエフェメラルの花々が咲き始めています。

山頂は、まだ雪渓が残る冬景色→

 のり面の道路際には、雪解け水で転げ落ちた石灰岩の欠片が目立ち、それを手に取り観察すると約2億5千万年前の生物の化石(フズリナ)が刻印されていました。


 ※伊吹山の誕生は、赤道近くで誕生した海底火山(伊吹海山)が約2億5千万年の歳月をかけ、日本列島の今の位置に達したと言われています。つまり、この化石は海底の珊瑚の死骸でできた石灰岩に刻まれたものです。

林道の瓦礫に咲くハクサンハタザオ

林道の瓦礫に咲くヒトリシズカ
 ハクサンハタザオ、ヒトリシズカ、ミヤマキケマン、キランソウ、シュンラン、ショウジョウバカマ。3合目はカタクリ、スハマソウ、キバナノアマナ。樹木では、ダンコウバイ、キブシ、ヤマブキ、オニシバリ、サルトリイバラ。

セントウソウ

山腹より一足早いキジムシロ

林床に咲くミヤマキケマン

林床に咲くエンレイソウ

ニワトコの花(和製ブロッコリーとも)

鮮やかな山吹色が眩しいヤマブキ

林道の日陰に密かに咲くシュンラン

三合目ゲレンデに一足早いカタクリが開花

▲三合目の赤茶けたゲレンデをじっくり観察するとあちこちとアマナが花を咲かせていました。

▲三合目の林床に可憐に咲くスハマソウ
 また、早緑の樹木の間には、地鳴きから下手なさえずりで鳴き始めました。
 ウグイス、ホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、イカルなどの野鳥が賑わいを見せています。

※イカルは、→
「イチジク、ほーしい」と
鳴くように聞こえませんか。


この陽気に誘われウグイスも姿を見せてくれた。

シジュウカラは「ツピッー、ツピッー」と鳴く