2008.03.16の記録
 伊吹山麓の上平寺城(京極氏)の武家屋敷跡は、伊吹神社の境内に広がっています。そこには「薬師堂」「弾正屋敷跡」「蔵屋敷跡」「隠岐氏屋敷跡」、「京極氏屋形跡」、「京極氏庭園跡」「京極氏一族の墓」などがあり、往時の栄華が偲ばれます。
 上平寺の集落から伊吹神社に至る杉木立の暗い林床にじっと目をこらすと、小さな白い花が無数に咲いています。なんとも可憐で可愛いコセリバオウレンです。
▼キンポウゲ科 オウレン属(小芹葉黄蓮)
(ピンク色のコセリバオウレン)

 ほとんど白色だが、ピンク色もある。ピンク色は、おそらく雌花で緑色の部分は結実した子房かも? 白色は、おしべが目立つため雄花のようです。

 伊吹山麓の山里は、雪解け水が急斜面の水路を走り、その水音があちこちから聞こえて、春は一段と進みます。(雪解け水から現れたサワガニ)

山麓の杉木立にある段々畑は、まだ雪の中
 満開のセツブンソウ群落は段々畑や杉木立の中に薄紫色の絨毯を敷き詰めたような装いを見せています。
 その段々畑のセツブンソウ群落のところどころに黄色い花が咲ています。開花し始めのキバナノアマナです。

キバナノアマナと→
その左下はセツブンソウ 

 さらに奥入った杉木立の中の日当たりの良い斜面には、もうスハマソウが真っ白い花を咲かせ始めました。

 この後、少し離れた民家の土手を訪ねると、ここにも真っ白い大輪が咲いていました。満開のアズマイチゲです。こんなに群落を見せるのは、この辺りではここしかないでしょう。(同じ土手にフキノトウが・・)


▲暖かい日差しを受けて開花したアズマイチゲ
 今日の花散策は、底抜けの青空と汗ばむほどの大気の中、走りの春を十二分に満喫させてくれました。伊吹山麓は、これからも日ごとに様々な移りゆく自然を楽しませてくれるでしょう。