ここしばらく良い天気が続いている。今日も山行に絶好の日和となり、伊吹山観光ボランティアガイドの皆さんとともに山行した。行程は、ゴンドラで3合目に到着。そして、五合目まで登って、ここから3年前に整備された、上平寺・弥高から5合目への登山道を逆に下山する。
 三合目から5合目の登山道脇には、オドリコソウが群生している。

 ピンク色の花の群に混じった白花にも出会えた。

オドリコソウ白花
 上平寺城跡・弥高百坊へ下山するコースは、山頂へ登る低木林と草原の植生と違って、五月の新緑を浴びるにふさわしい広葉樹林の山道。

 山腹のいたるところに、皐月花の代表、藤の花があちこちと賑々しく咲いている。

フジに花
 5合目の山小屋の脇に延びる弥高へのルートは、草に覆われ少し分かりづらい。

 その登山口を見つけると、すぐ芳しいと言おうか、独特の匂いが立ちこめる。ちょうど今が花盛りのコクサギ。照りのある葉で誰でも良く分かり、3合目にも多く自生している。

コクサギの花
 そのコクサギの下に無数に咲いているのは、小さな白花のクルマムグラ。とても可憐だ。これによく似たキヌタソウが、初夏の伊吹山頂付近に咲き出すのも、もう間近。
クルマムグラ
 コクサギに次いで多いのは、マユミ。
五合目から山頂付近に実に多く、晩秋はたわわに赤い実をつける。
 左の写真は、コマユミの花。
コマユミの花
 この登山道は、樹木の植生がとても豊かだ。標高は800m〜300m、今、花が咲いてる樹木は、アズキナシ、コバノトネリコ、マユミ、ズミ、ミツバウツギなどの白花が多い。そして、ガマズミの白花も咲き出した。
アズキナシの花
ズミの花
▲ズミの花
ミツバウツギ
▲ミツバウツギ
 ウラジロノキが風に揺られ、白い葉の裏をチラチラ見せている。遠くで眺めると白い花なのかと勘違いするほど。
ウラジロノキの表は緑色
▲ウラジロノキの表は緑色
ウラジロノキの裏は白色
▲ウラジロノキの裏は白色
上平寺城跡・弥高百坊より少し上の台地から山頂を望む
▲上平寺城跡・弥高百坊より少し上の台地から山頂を望む
 これから、季節は夏へと移ろい、この森は様々な草木の花々を見せてくれるでしょう。伊吹山頂へ登るのと、一味もニ味も違う緑の自然が、伊吹山麓には広がっています。何度も訪れてたい、もう一つの登山道でした。


滋賀自然環境保全・学習ネットワーク
伊吹山自然観察会事務局:筒井 杏正
ibuki@ds-j.com