伊吹山ニュース 平成15年5月17日(土)の情報

5/17 山頂広場から測候所を望む(ニリンソウが咲き乱れている)

 ゴールデンウィークであれほど賑わった山頂は、五月も半ば。良天の休日にもかかわらず来山者は意外と少くない。しかし、なぜだか私はごったがえす日よりはるかに快い伊吹山を過ごすことができた。しかも、その来山者の大半は、心から自然を愛し、伊吹山の花を観賞することが目的であったように思えたのも幸いである。

 ドライブウェイの山頂駐車場から西回りコースを登りはじめたのは午前9時半頃。さっそく迎えてくれた花は、五月初旬よりもさらに見栄を切り白花を強調するニリンソウたち、まさしく全山はこの花の花園だ。・・・が、

滋賀自然観察会指導者連絡会
伊吹山自然観察会グループ
リポート&写真:筒井杏正


<白い花たち>
白い花はニリンソウばかりではない。他に咲いている白花も紹介しょう。

●イブキハタザオ(特産種)
ハタザオには、他にハクサンハタザオがある。

●アマナ(3種)
アマナ、ヒロハノアマナ、キバナノアマナ(登山道)、ホソバノアマナの4種が見られる。

●イチリンソウ
現在この花は、意外に少なく東周りコースの下方にちらほら咲いている。


<黄色の花たち>
 いやいや、黄色の花たちも負けてはいない。左から、ツルキジムシロ、ウマノアシガタ、イブキタンポポ。このうち、イブキタンポポは特産種ですが、あまり知られていなく、カントウタンポポともよく似ている。その他、イヌナズナ、キバナノアマナ、コガネネコノメなども発見したが場所は言いたくない。

●ツルキジムシロ

●ウマノアシガタ

●イブキタンポポ
 さらにせっかく、このサイトを見ていただいたみなさんに、黄色い花のおまけ。
●コキンバイ

←この花、上左、下の花アップ↓のツルキジムシロのそっくりさんで希少種。
ツルキジムシロ花
●ツルキジムシロの花

←じつは、花名はコキンバイといい、葉っぱがまったく違う。山頂から東周りの林内にある。目をこらして発見して下さい。でもお花畑に絶対入らないで。



<紫や青色に近い花たち>

●ヤマエンゴサク
花盛りは、終わりかも?

●タチツボスミレ
石灰岩を背景に映えていた。

●フデリンドウ
まだ、チラホラ。

同じく3種、スミレの仲間とヤマエンゴサクに似る花?

●オオタチツボスミレ
タチツボスミレの葉よりも大きくて丸い

●スミレサイシン
葉が大きくて、ここのは楕円形

●ヤマエンゴサク?
上記より、明らかに花数が多い


<その他の花や木の花たち>

●ヤマネコノメソウ
どのコースにも多く見られる。

●ボタンネコノメソウ
西回りと東周りのはじめに見られる。

●ミミナグサ
オランダミミナグサもある。

●オオバギボウシの若芽>
山頂のえびす屋のソバの具に添えられていた。

●コウグイスカグラの花(木)
東回りの岩場。よく似るダイセンヒョウタンボクは終了。

●オオイタヤメイゲツの花(木)
東周りに見られ紅色が鮮やか。その下は花を終えたエンレイソウ群


この時期の自然の移ろいは、どこも同じく、とても激しく変化する季節。
伊吹山もこのように、次から次へと花開き、花すぼみ
新緑が深い緑へと日一日ごとに変わり行く。
6月に入りるとどのような色彩を見せてくれるだろうか。
また、初夏の風物詩「イブキホタル(ヒメボタル)」の見ごろも真近。
このページでは、これから夏にかけての植物変化の情報を掲載したいと思っている。
次回は6/30の調査を行い、新たに紹介する予定。

伊吹山観察会グループ事務局